絵画とのお戯れ

絵画とのお戯れ

“Drawing”なんてページを設けているが
描くのが好きなだけで学んだ事はない
だから美術史とか分からないし
技法とかも知らない
著名な画家の知識は小学生レベルだ

ピカソ!

そもそも描いているものも所謂「絵」というものに合致しているかがグレーだ
だって柄じゃん?
実際「絵を描いてると聞いたんだが…」
みたいなリアクションされる事もあったりなかったり

いや、なんかごめん

だが絵は好きだ
これははっきりと言える
なんかこう豊かにしてくれるじゃん、何かを

この「何かを」と言うのが個人的にはキモだと感じている

俺の場合音楽もこれに当てはまるのだが
「言葉に出来ないから別の媒体を使っている」
と解釈しているわけだ

こないだアレを見たときに自分の中で何かがこうガーー!!ってなって
そしたら頭のこの辺でグワーーー!!っていうのがこうきてこうなったわけよ
あーーーーもう!!伝わらん!!
ちょっと待ってて描くわ!!

が、絵で

ちょっと待ってて奏でるわ!!

が、音楽な訳だ
なので俺の場合は
「写真みたいに精巧な絵を描いてみた」
の類のものは全く刺さらない

おー、凄いねその技術

で、これはどういう感情な訳?

俺にはその先が必要なのだ
絵で言えば抽象的な要素が多い方が刺さるし
音楽はインストのほうが刺さる

これは一体どういう感情で何を表現したのか

を考えるプロセスが尊いのだ

前置きが長くなったが、昨日親しくして頂いている
Sony Suzukiさんの展覧会に突撃した
やはり見ていて

Why?
What?

が自分の中で沢山沸いてくる作品と接する機会があるのは
とても幸せな事だと感じる
見てすぐに理解できないものの実態が何なのかを探る行為と
それを自分的に消化する行為はさながら恋のようでもある

どうして?
なぜ?
これは何だ?

この「見たときに微量な不安を孕んだ好奇心を抱かせてくれる絵」
というものに触れている時間は俺にとっては非常に重要だと再認識させられた

せっかく町に美術館があるのでもう少し絵に触れる機会を増やしていこう
と思ったある秋の一晩だった

わかるかなぁ
わっかんねぇだろうなぁ

次回のSonyさん展覧会は4月だそうです

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