なぜ昇龍RCは嫌われるのか

なぜ昇龍RCは嫌われるのか

「昇龍RCは削除やろ」
「けせけせけせけせけせけせけせけせけせけせ」


SNSを利用している格ゲー民、もといGGST民なら一度は見た事があるだろう
なぜ昇龍RCは嫌われるのかを考えてみたい

この問題を考えるに当たって格ゲーの基本に立ち戻ろう
ある程度嗜んでいると格ゲーはしばしばじゃんけんに例えられる
この理屈を元に順を追って考えていく

まず何故じゃんけんに例えられるのか
これはある行動に対して基本的には「勝ち」「負け」「あいこ」に分かれるからである
例えばあなたが熟考の末に牽制性能の高い上段技を振るとしよう
この時相手は様々な要因を元にあなたの行動を読んで返しを用意する

その結果、より発生の遅い技を出した場合は負け
上半身無敵技等を出せば勝ち
同程度の発生、判定の技を出せば相打ちだ

あなたも相手もそれぞれの行動を起こす際にリスクやリターンを考える
もちろん前提として読み勝ちたいわけだが
その上で一方的に負ける可能性が低く、あわよくば勝てる選択をしたいのだ

このバランスが保たれている試合は白熱するし面白い
だが一部これをぶち壊す行動がある
そう・・・

昇龍だ

いわゆる全身無敵技だが近年の対戦格闘ゲームでは性能を見直されており
元祖となるシリーズでは上半身無敵等に修正されていたりする

この技の問題は先程例に出したじゃんけんのバランスを大幅に崩す事にある
出す側は「負け」の可能性が減少
出される側は「勝ち」は勿論「あいこ」の可能性が減少し行動が制限される

い ち お う
一応開発もそこを理解しているのか空振りの昇龍はRC出来ないようになってる
個人的にはここの設計もガバガバなので気になってはいるが・・・
というのもこの「空振り」の定義が「昇龍が当たっていない時」ではないからだ

昇竜に限らずGGSTでは個々の技に詳細な設定をすることを避けている
メンテナンス性など管理上の都合が大きいものと推察している

ではどのように制御しているのか?
「昇竜を出した時に相手がのけぞり、もしくはガードをしていない時はRC出来ない」
と設定されている

極端な例だが端々にいる状況でスタンエッジを出しその後ヴェイパースラストを出す
ヴェイパースラストが出ている時にスタンエッジがガードorヒットした場合ヴェイパースラストはRC可能なのだ

嗚呼またやってしまった・・・
少し脱線してしまったが話を戻そう
バランスが大きく崩れる全身無敵技は嫌われるわけだが
ゲージを必要とする覚醒などが槍玉に挙げられうことはない
有料な為試合中に出せる回数が制限されており且つ出せるか否かが可視化されている為だ

どっこい無料で出せる昇竜は訳が違う
思い出してほしい
昔じゃんけんをした際に「ぐわし」の様な手を出して「これ最強だからw」とか言ってたバカ(私)を
あれが合法的にゲーム内に存在しているのだ
流石に「ぐわし」のように万能ではないが
お互いにカードを3枚持っている中で相手だけこちらの2枚が効かない4枚目を持っていたら
「はぁ?」となるだろう

イカサマダ!!

さぁここまでで昇竜がバランスブレイカーなのはおわかり頂けたと思う
別にこれを持っているのが基本性能が極めて低く
この技がないと立ち行かない様なキャラであれば問題ない
だがそうはなっていない事もポイントが高いのかもしれない

さぁいよいよRCだ
ここまでを理解していればもうあまり語ることもないが
謎の「ぐわし」をせっかく防いだのに

「やっぱやーめた!!」

が出来るわけだ
「厳しいって」なんて次元ではない
ある程度一方的に出せる行動なのだからそれなりのリスクは伴ってほしい
無償だぞ、無償

ふざけんじゃねぇぞ!!

終わりです

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