「何だこれは・・・!?」
つって今までに何回か自分の中の「当たり前」
みたいな奴を破壊されているのだが
その中でも特に強烈だったのがこの人
Goldie
以前別のPOSTで「グラフィティが好きでーウンタラカンタラ」
って話をしたと思うのだが元々はグラフィティの人
だが当時インターネットなんて一般家庭に普及していない
情報を仕入れるのが大変だった
洋書扱ってるデカめの書店行って
それ系のペラッペラの雑誌でチェックするスタイル
いかんせん洋書が高価で毎号買うのは厳しかった
ただ正直この段階ではたまに雑誌で名前を見掛ける人レベル
事件はこの後起きる
確か中学2年の夏休みのこと
家で服の雑誌を眺めていた
後半の白黒ゾーンにある新譜コーナーでGoldieの名前を見かけた
同じ名前じゃん
厨二のガキはすぐに釣れた
読んでみると本人の様だった
へぇ音楽もやるのか
ぐらいにしか思っていなかったが
“激ヤバ”
的なフレーズと
“ドラムンベース”
という初めて耳にするジャンル名に惹かれた
特にドラムは俺の音楽嫌いが治るキッカケにもなった楽器
これは一度聴いてみなければ
と半ば使命感にも似た想いを抱きながらHMVに向かう
界隈では話題になっていた様で店頭でもプッシュされていた
これか・・・
視聴機がある
聴くか
・
・
・
,;@,;:[:-(‘”$’&%)($&(‘”&!!!??
意識が飛びかける
とんでもない物に出会ってしまった
縁の下の力持ちだと思っていたドラムが主役を張っている
そしてそれを後ろから推し続けるベース
しかもほぼそれだけ
ジャンル名に偽りなし
PunkやHipHopばかり聴いていた坊やの「当たり前」がワンパンで破壊された
「音を立てて崩れた・・・」
とかじゃない
一瞬で粉末になった
え?頭おかしい
正直思った
だって歌があってオケがあるやつしか知らないガキにいきなり
「歌?いらん」
つってドラムがガスンガスン鳴って
奥でベースがブンブン鳴ってるだけの音楽がアルバム1枚分って・・・
どうかしてるから!!
だが聴いてる本人も完全にブッ刺さっているのでおかしさは同レベルだ
大差ない
そのまま視聴機で全曲聴いてしまった
視聴とは?
そして全部聴いたのに買って帰る
だってもう虜だから
帰ってヘッドホンで聴きこむ
この時は既に「聴く」ではなく調べるだった気もする
「あ、ここのハット若干左にパンさせてる」
病気だ
初対面で完全にやられてしまい
3年後に発売されたSaturnz Return
その翌年に発売されたINCredible Sound of Drum’n’Bassでさらに拗らせ
今に至る
多分これ聴いてなかったら全然違ったろうな
と言うレベルで色々影響を受けた金歯さん(しかもオシャレさん)
ドラムンベースと戯れたい人はオススメ伝授するのでお声がけください
※後のことは知りません
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